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【冬山登山】骨折したときの応急処置 | 雪山での対処法と注意点

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雪山で骨折した際の判断基準

足首や手首に強い衝撃を受けたとき、それが単なる打ち身なのか、それとも骨折なのかを判断するのは至難の業です。

多くの場合、痛みへの恐怖からパニックに陥り、冷静な状況把握ができなくなる傾向があります。

また、アドレナリンの影響で一時的に痛みが鈍り、重症度を過小評価してしまう点には十分注意しなければなりません。

冬山登山での応急処置を適切に行うためには、現状を正確に把握することが不可欠といえます。

例えば、患部が変形していたり、不自然な方向に曲がっていたりする場合は骨折の可能性が高いと考えます。

触れた際に骨同士が擦れるような感覚があるときも、すぐに固定などの対策が必要です。

まずは意識を落ち着かせ、怪我をした部位の可動域と痛みの強さを確認しましょう。

その上で、自力で体重をかけられるかをチェックし、救助を呼ぶべきか判断する流れが重要になります。

骨折と捻挫の見分け方

足首をひねって激しい痛みが出た際は、関節の安定性を確認してください。

捻挫であればある程度の可動域が残りますが、骨折している場合はわずかな動きでも鋭い痛みが走るのが特徴です。

患部を軽く触れてみて、局所的に強い圧痛があるかを確認してみましょう。

このように状態を見極めてから固定を行うと安心ですよ。

重症度の判定とリスク評価

指などの末端ではなく、太ももや脛(すね)といった大きな骨に異常がある場合は、かなり深刻な状況といえます。

特に出血を伴う開放骨折であれば、感染症のリスクがあるため早急な処置が求められます。

あわせて、意識レベルの低下や血圧の変動がないかを確認し、ショック状態に陥っていないかを評価してください。

結論としては、止血と患部の固定を最優先にするのが正解です。

周囲への救援要請のタイミング

歩行が困難になり、同行者のサポートだけでは搬送できないと判断した時点で、すぐに連絡を入れるべきでしょう。

救助隊が現場に到着するまでにはどうしても時間がかかるため、迷わず早めに要請することが大切になります。

その際は現在地と負傷者の状態を正確に伝え、必要な資材についても具体的に伝えてください。

早めの判断が生存率を高めることにつながるため、躊躇せずに連絡しましょう。

現場で行う応急処置の手順

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雪山で怪我をしたとき、「手持ちの道具でどう固定すればいいのか」と迷ってしまうものです。

不十分な固定のまま無理に動いてしまい、症状を悪化させるケースは少なくありません。

実は僕も昔、固定が甘い状態で移動して痛みが激しくなったことがあり、隙間なく密着させる重要性を身をもって学びました。

正直なところ、当時は焦りで判断力が鈍っていたのだと思います。

冬山での応急処置において、患部を完全に固定し、動かさない状態にすることは何よりも優先されるべき事項です。

具体的には、ザックのフレームやストックなどの硬い素材を添え木として活用します。

衣服やタオルをクッション材として挟み込み、患部と添え木の間に隙間ができないよう調整してください。

ただし、締め付けすぎると血流が止まり、凍傷のリスクが高まるため注意が必要です。

指先に血色が残っているかを確認しながら、適度な強さで固定しましょう。

固定具による患部の安定化

ストックや厚手の雑誌などを添え木として利用し、関節をまたいで固定します。

骨折部位の上下にある関節を同時に固定することで、骨端の不要な動きを抑えられるからです。

紐や布を用いて、等間隔にしっかりと結びつけてください。

こうした方法を取り入れると、かなり安定しますよ。

止血と保護のための処置

傷口から出血している場合は、清潔な布で直接圧迫して止血を行います。

血液が失われることで体温が下がりやすくなるため、迅速に止血を完了させることが大切です。

止血後は防水性の高い素材で覆い、外部からの汚れや水分が入らないように保護しましょう。

まずは止血を行い、その後に固定へ移るのが有効な手順です。

体温低下を防ぐ保温対策

怪我をした部位だけでなく、全身をしっかり保温して体温の低下を防ぎます。

痛みによるショック状態で代謝が落ちると、急激に冷え込みやすくなるためです。

エマージェンシーシートや防寒着を重ねて使い、地面からの冷気を遮断するためにマットを敷いてください。

保温を徹底することで、意識の混濁を防ぎやすくなりますよ。

自力下山か救助待機かの判断

痛みを堪えて無理に歩き出そうとする方が多いと思いますが、これは非常に危険な判断です。

骨折した状態で無理に移動すると、患部が悪化し、神経や血管を傷つける恐れがあります。

多くの方が「自力で戻らなければならない」という強迫観念に駆られ、結果として状況を悪化させてしまう傾向にあるようです。

冬山で骨折し、応急処置を済ませた後は、冷静に現在の移動能力を評価してください。

体重をかけたときに激痛が走り、一歩も前に進めない場合は、即座に救助待機へ切り替えます。

一方で、補助があればゆっくりと歩けるなら、安全な場所まで移動することを検討しましょう。

とはいえ、天候が悪化しているときや夜間になる場合は、無理に動かずその場に留まる方が安全です。

自身の体力と周囲の状況を照らし合わせ、待機の是非を判断してください。

移動が可能な状態の目安

同行者の肩を借りてゆっくり歩き、痛みが許容範囲内であるかを確認します。

このとき、意識がはっきりしており、血圧や体温が安定していることが移動の前提条件となります。

無理に歩かせると転倒して二次被害を招くため、慎重に歩行テストを行ってください。

少しでも不安があるなら待機するのがおすすめですよ。

救助を待つ際の待機場所選び

風の影響を受けにくく、かつ救助隊が見つけやすい開けた場所を選んで待機します。

谷底や急斜面などの不安定な場所は、雪崩などのリスクが高まるため避けるべきです。

目立つ色の服やシートを広げ、上空からでも位置がわかるように合図を送ってください。

安全な平地を確保して留まると安心です。

二次災害を防ぐための注意点

待機中に意識が朦朧としたり、深い眠りに落ちたりしないよう、同行者が声をかけ続けてください。

というのも、低体温症が進むと判断力が低下し、危険な行動を取ってしまう可能性が高まるためです。

水分を少量ずつ摂取させ、意識レベルを維持させる処置を継続的に行います。

常に周囲の状況に注意を払うという点は見落としがちですが、非常に重要です。

冬山の骨折リスクを減らす備え

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万が一の事態が起きたとき、装備が不足していると応急処置の手順に大きな支障が出ます。

多くの人が「自分は大丈夫だろう」と考え、最低限の荷物だけで出発して後悔されるケースが多いようです。

僕も昔、固定用の紐を持っておらず、代用品を探して30分ほど時間を浪費したことがあり、準備の大切さを痛感しました。

冬山での骨折に備え、スムーズに応急処置を行うには事前の携行品選びが鍵となります。

サムスプリントなどの軽量な副子や、伸縮性のある包帯をザックに常備してください。

また、低体温症を防ぐための高機能な保温材を用意しておくことで、救助待機中の生存率を高められます。

連絡手段についても、電波の届かない場所があることを想定し、複数の手段を検討することが大切です。

装備の見直しを行い、緊急時に使える道具を整理してパッキングしておくとスムーズです。

固定に役立つ携行品の準備

軽量で成形しやすい副子や、強度の高いダクトテープを携帯します。

これらは状況に合わせて形状を変えられるため、あらゆる部位の固定に活用できる便利な道具です。

使い方も事前に練習し、迷わず装着できるようにしておいてください。

慣れておくと現場で失敗しにくいです。

低体温症を防ぐ装備の重要性

厚手のダウンジャケットや、アルミ製の保温シートを必ず携行してください。

骨折して動けなくなると筋肉による熱産生ができなくなり、急激に体温が奪われるためです。

予備の靴下や手袋など、末端を温める小物類も多めに持っておくことを推奨します。

保温装備が充実していると快適です。

緊急連絡手段の確保と共有

登山計画書を作成し、信頼できる家族や知人に提出してルートを共有してください。

また、電波状況に左右されない通信機器を持つか、中継地点での連絡ルールを決めておくことが大切です。

あらかじめ連絡体制を整えておくと安全です。

まとめ

冬山での骨折は一刻を争う事態であり、自力下山を急ぐよりも「安全な待機」を優先させる冷静さが求められます。

無理な移動は症状を悪化させ、救助を困難にするリスクがあるため、まずは現状の移動能力を正確に判断することが重要です。

また、低体温症への対策や適切な固定具の携行など、事前の備えが生存率を大きく左右します。

装備の準備と連絡体制の共有という基本を押さえておくと安心です。

まずは登山計画書の作成と救急セットの見直しから始めてください。