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山での骨折時に優先すべき判断と行動
足首や手首に強い衝撃を受けたとき、パニックになって無理に動こうとしてしまう方は少なくありません。
しかし、骨折の疑いがある状態で歩き続けると、内部の組織をさらに傷つけてしまう恐れがあります。
僕も昔、軽い怪我をした際に「早く下山しなきゃ」と焦って無理に動いたところ、かえって症状を悪化させたことがありました。
あの時の経験から、山では何よりも冷静な判断が大切だと痛感しています。
状況を正しく把握せずに動くのは、正直かなり危険ですよ。
まずは受傷した場所を固定し、安静にすることが最優先です。
周囲の安全を確認しながら、体温が下がらないよう衣類で調整してください。
その後、自分の体力や怪我の程度、現在地を照らし合わせてどう動くかを選択します。
無理な自力下山は避け、救助を待つべきかどうかを判断しましょう。
受傷直後の状態確認と安全確保
転倒して強い痛みがある場合は、患部を無理に動かさず固定してください。
骨折しているときに無理に曲げると、激しい痛みが走って意識が遠のく可能性もあります。
まずは座るか横になり、周囲に崩落などの危険がない場所へ移動しましょう。
早めに安全な場所を確保しておくと、精神的にも安心できますね。
自力下山か救助要請かの判断基準
足に強い痛みがあり、体重をかけられない状況であれば迷わず救助を要請してください。
無理に歩こうとすれば、バランスを崩して別の部位まで負傷するリスクが高まります。
同行者がいる場合は、相手の体力や装備で搬送が可能かを冷静に見極めましょう。
早めに救助を呼ぶ決断をすることが、結果として最善の手になります。
二次災害を防ぐための注意点
急斜面で怪我をした際は、二次的な転落を防ぐために体を安定させることが重要です。
不用意に動くとバランスを崩し、さらに深い場所へ滑り落ちる恐れがあるからです。
岩や木などの安定した支えを利用して、まずは体をしっかり固定しましょう。
周囲の状況を確認しながら静止することが大切ですよ。
副木(添え木)作成に必要な道具と代用品
山で骨折をした際、専用の固定具を持っていないと不安になりますよね。
身近なもので代用しようとしても、強度が足りずにうまく固定できないケースは多いものです。
自分でも驚いたのですが、実は固定材料の「硬さ」と「幅」が不十分だと、患部の揺れを十分に止められないことに気づきませんでした。
適切な素材を選ばないと、応急処置の意味がなくなってしまうという点には注意が必要です。
そこで、ザックの中にある硬い素材や周囲にある直線的な物を集めてみてください。
具体的には、登山用ストックや厚手の雑誌、プラスチック製の板などが代用可能です。
これらを患部の長さに合わせて配置し、しっかりと固定する準備を整えましょう。
まずは手元にある道具で代わりになるものがないか探してみてください。
携行品を活用した固定材料
登山用ストックや折りたたみ式のポールは、非常に優れた固定材になります。
強度が高く直線的な形状をしているため、骨折部位の揺れを効果的に抑えられるからです。
患部の上下にまたがるように配置し、隙間を衣類などで埋めてください。
ストックを活用すれば、かなり安定感が増しますよ。
周囲の自然物を活用する方法
手元に道具がない場合は、地面に落ちている太くて真っ直ぐな枝を探しましょう。
ただし、細すぎる枝では強度が足りず、途中で折れてしまう可能性があるため注意してください。
大人の腕の太さくらいの強度がある枝を選び、患部の長さに合わせて準備します。
丈夫な枝を確保できれば心強いですね。
固定に不可欠な結束材の選び方
固定材を留めるには、伸縮性のない紐や布が適しています。
具体的には、予備の靴紐やザックのストラップ、あるいは衣類を細長く切ったものが有効でしょう。
緩みが出ないようにしっかりと結びつつも、血流を止めないよう締めすぎない点に気をつけてください。
丈夫な紐を用意しておけば安心ですよ。
正しい副木の作り方と応急処置の手順
山で骨折した際の副木の作り方は、手順を間違えると逆に痛みを強めてしまうことがあります。
患部を無理に元の形に戻そうとしたり、強く圧迫しすぎたりする失敗はよくある話です。
自分も昔、固定を急ぐあまりに締め付けすぎてしまい、血行が悪くなった経験があります。
正しい手順を守らなければ、処置の効果は十分に得られないでしょう。
まずは患部を安静にしたまま、副木を当てる位置を決めてください。
骨折した部位だけではなく、その上下にある関節までを含めて固定することが基本です。
その後、結束材を用いて適切な強さで留めていきます。
血流を妨げない範囲でしっかりと固定するのが次のステップになります。
患部の安静と固定位置の決定
怪我をした場所を無理に動かさず、そのままの状態で副木を当ててください。
関節まで固定しないと、骨折部位が揺れて激しい痛みが生じます。
例えば足首の場合は、足底から膝下までをカバーするように素材を配置しましょう。
広範囲を固定しておくと安定しますよ。
副木の設置と適切な締め付け強度
副木を患部に当てたら、結束材で3点ほど間隔を空けて固定してください。
締め付けが弱すぎると固定できず、逆に強すぎると血行不良を引き起こします。
指一本分ほどの隙間がある状態で結ぶのが目安です。
適度な強さを意識しておくとスムーズです。
血流確認と痛みの軽減策
固定した後は、指先などの末端に血色が戻っているかを確認してください。
皮膚の色が変わっていたり、感覚がなくなっていたりする場合は、すぐに締め付けを緩める必要があります。
また、患部を心臓より高い位置に保つことで腫れを抑えられます。
こうした血流チェックを習慣にしておくと安心です。
救助を待つ間および搬送時の留意点
応急処置が終わっても、救助が到着するまでには時間がかかるものです。
この待ち時間に体力が低下し、意識が朦朧としてしまうケースは少なくありません。
とはいえ、本人が「まだ大丈夫」と思い込んでしまい、対策を後回しにしてしまう傾向があります。
低体温症などの合併症を防ぐため、早めの対策が不可欠です。
地面に直接座らず、ザックやマットの上に体を乗せてください。
冷たい地面に触れていると急激に体温が奪われ、ショック状態に陥る恐れがあるからです。
その後は、同行者と声を掛け合いながら意識レベルを確認し続けましょう。
救助隊に伝える情報を整理しておくことが優先事項になります。
体温保持とショック状態への対策
雨具や防寒着を重ねて着用し、体温が逃げないようにしてください。
怪我によるストレスで血圧が変動しやすく、急激な冷えは意識障害につながります。
アルミシートなどの保温材がある場合は、全身を包み込むように使用しましょう。
体を温めておくと快適です。
意識レベルの継続的な観察
定期的に名前を呼んだり質問をしたりして、意識がはっきりしているか確認してください。
痛みによるショックで、徐々に意識が混濁していく場合があります。
返答が遅くなったり、言動がおかしくなったりした際は、すぐに姿勢を調整しましょう。
こうした変化を見落とさないよう注意が必要です。
救助隊へ伝えるべき情報の整理
いつ、どこで、どのような状況で怪我をしたかをメモにまとめてください。
口頭での説明だけでは混乱しやすく、正確な情報が伝わらないリスクが高まります。
具体的には受傷時刻や現在の症状、処置の内容を明確にしておきましょう。
あらかじめ情報を整理しておくことで、救助後の連携がスムーズになります。
まとめ
山で骨折した際は、まず安静を保ち、無理に動かさないことが最優先です。
副木はストックなどの硬い素材を使い、関節を含めて固定しつつ、血流を妨げない強さで締め付けるのがポイントになります。
また、救助を待つ間は地面からの冷えを防ぎ、体温保持と意識確認を徹底することが基本です。
パニックにならずに身近な道具を活用して処置を行いましょう。
まずは安全な場所の確保と安静を最優先してください。
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