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登山においては、万が一の事態に備えてエマージェンシーキット（ファーストエイドキット）を持つことが重要です。
この記事では、登山に持っていくエマージェンシーキットの中身を紹介します。
エマージェンシーキットの中身を大きく分けると5つのカテゴリーに分類される！
登山において持っていくエマージェンシーキットの中身は非常に重要です。
持っていくべきアイテムは多数ありますが、これらを大きく分けると5つにカテゴリー分けすることが出来ます。
①包帯と創傷処置用品
登山中に怪我をした場合、出血を止めたり傷口を清潔に保つための包帯や創傷処置用品が必要です。
②医薬品
痛み止めや消毒液、虫刺されの薬など基本的な医薬品は必需品です。
特に、登山中に起こりやすい高山病や頭痛を軽減する薬も重要です。
③もしもの遭難時の備え
突然の気温の変化や急な天候の変化に備えて、特に保温シートは体温調節に役立ちます。
体を温めるだけでなく、避難時にも使用できる便利なアイテムです。
④光源（懐中電灯と予備電池等）
夜間の登山や万が一の遭難時には必需品となる懐中電灯。暗闇での遭遇事故を防ぐために、常に明るい懐中電灯を携帯しておきましょう。
⑤食料と水
長時間の登山や遭難時には、エネルギー補給や水分補給が必要です。
非常食や水筒を忘れずに持参しましょう。
エマージェンシーキットの中身とは？
登山に持っていくエマージェンシーキットは、緊急時に必要な医薬品や道具をまとめた重要な装備です。
その中身として用意しておくべきアイテムを以下に示します。
医薬品
– 解熱鎮痛剤：急な発熱や痛みに備えましょう。
– 擦り傷用クリーム：キズや擦り傷を早く治す助けになります。
– 殺菌剤：怪我をした部位の殺菌に使えます。
– 消毒薬：怪我をした箇所を清潔に保つために必要です。
– 防風消炎剤：外傷の処置に役立ちます。
– 防護リップクリーム：日焼けや乾燥から唇を守ります。
– 高山病予防薬：高山病対策として必要な薬です。
– 消化器用薬：急にお腹を壊した時に必要な薬です。
– アレルギー薬：万が一アレルギー反応が出た場合に備えておくと安心です。
⇒「【知ってる？】登山中のスズメバチ対策方法！応急処置の仕方は？」
医療器具
– 医療用テープ：怪我をした際の応急処置に使用できます。
– サージカルテープ：包帯を固定するのに役立ちます。
– バンドエイド：小さなケガに使います。
– 包帯と絆創膏：重い怪我の応急処置に必要です。
– 三角巾：包帯などの固定に役立ちます。
– ピンセット：ガスケットや棘を取り除くのに役立ちます。
その他のアイテム
– 水分補給用品：体調管理のために水筒やスポーツドリンクを用意しておくことが必要です。
– 携帯用軽食：エネルギー補給や栄養補給のために、携帯用の軽食を持参することをおすすめします。
– ホイッスル：救助を呼ぶために必要です。
– ナイフ：緊急時に様々な用途で役立つナイフは常に持っておくと便利です。
– サバイバルブランケットや着替え：体温調整や保温に有用であり、緊急時には生命を守ることができます。
– 携帯電話：圏外でも緊急通報できるよう準備しましょう。
– 防水マッチやライター：非常時に火を使って暖をとることができます。
– ヘッドランプや懐中電灯：夜間に必要な光源として重宝します。
– 携帯用ポケットマスク：救急措置や心肺蘇生時に使用し、感染症の予防もできます。
– スプレー剤：虫除けや日焼け止めなど、身体を守るためのスプレー剤は必須です。
⇒「山での虫刺されが危険！水ぶくれや赤い点の症状と応急処置」
エマージェンシーキットの中身を決定するポイントとは？
エマージェンシーキットに含まれるアイテムの選定は、安全性と携帯性のバランスを考慮することが重要です。
上記に挙がったアイテムを全て持ち込むのは大変なので、必要なものに優先順位を付けて選ぶ必要があります。
以下では、エマージェンシーキットの中身を決定するポイントについて解説します。
①必須アイテムを優先しよう
救急用品や応急手当て用具、携帯用具などは必須アイテムとして優先的に含めるべきです。
自分が患っている病気や疾患等、その人によって様々なパターンがあり得ます。
②遭難時の連絡手段を確保しよう
防水ケース入りのモバイル電話や、無線機、ホイッスルなどの連絡手段を携帯することで、遭難時の救助要請が早くなります。
③季節や地域によって適したアイテムを準備しよう
真夏や真冬、山岳地域などの環境に合わせて、必要なアイテムを選定しましょう。
④賞味期限の管理を怠らないこと
食料や医薬品などのアイテムは期限があるため、定期的に消費期限の確認と交換を行うことが重要です。
⑤遭難時の心のケアも忘れずに
ストレス解消や疲労回復のためのアイテムや、遭難時の精神的負担を軽減するアイテムも携帯しておくと安心です。
エマージェンシーキットとして必要な量はどれくらい？
エマージェンシーキットに必要な量は、様々な要因によって異なります。
一般的な考え方としては、登山ルートの難易度や長さ、参加者の人数、季節や天候などを考慮して必要な量を計算することが重要です。
具体的には、以下のポイントに留意してエマージェンシーキットの量を決定することが求められます。
①人数に合わせて量を調整すること
参加者の人数が多いほど、必要なアイテムの量も増える可能性があります。
登山に同行する人数に合わせて、適切な量を準備しましょう。
②登山コースの特性を考慮すること
登山ルートの難易度や距離、および標高の変化などを考慮して、必要なアイテムの量を適切に算出します。
特に過酷な環境下では、予備のアイテムを多めに準備することが重要です。
③季節や天候の影響を考えること
気温や天候が急激に変化する場合は、体温調節や保護具の重要性が高まります。
季節や天候に応じて、必要なアイテムの量を調整しましょう。
上記のように様々な場面を考慮する必要がありますが、一般的には以下のような量を目安にするのがオススメです。
– 飲料水：1日あたり2リットル以上を確保する
– 食料：非常食を1日分以上（カロリーを考慮し、適切な量を準備）
– 医薬品：必要な薬の服用量や処置のための消耗品を1人分の日数分準備
– 包帯やガーゼ：怪我をした際の処置に備え、適切な量を用意
– 着替え：気候変化や急な寒暖差に備え、1泊分の着替えを準備
– 灯火具：夜間の照明やサバイバルシーンでの使用を考慮し、予備のバッテリーや燃料を十分に持参
以上のポイントを踏まえ、登山に持っていくエマージェンシーキットの量を計画することが、安全な登山活動を行うために不可欠です。
適切な量を準備することで、万が一の事態にもしっかりと対応することができるでしょう。
⇒「【登山の服装】もう迷わせない！気温別のおすすめコーデ術」
まとめ
コンパクトで携帯性がありながらも必要なアイテムをしっかりと揃えた登山用エマージェンシーキットは、登山者にとって非常に重要な装備です。
ここでは、エマージェンシーキットの中身やポイントについて詳しく解説してきました。
登山エマージェンシーキットには、万が一の際に役立つ医薬品や救急処置に必要なアイテムがメインに含まれています。
重要なのは、必需品を確実にチェックし、適切な量を携帯することです。
また、エマージェンシーキットの中身を選ぶ際には、登山者の体調や行先に合わせて選択することがポイントです。
万一の事態に備え、携行しているアイテムについて常に確認し、必要に応じて補充することが重要です。
登山中に遭遇する可能性のある緊急事態に備え、エマージェンシーキットは万全の状態で携行することが安全面からも大切です。
登山を楽しむためにも、しっかりとした準備を行い、安全第一の心構えを持つことが重要です。
安全第一の意識を持ちながら、登山用エマージェンシーキットをしっかりと準備して、安心して楽しい登山を楽しむことができるように、常に心掛けましょう。
